不忍ブックストリートの放送技術担当、トンブリンのスズキです。
17日22時より、不忍ブックストリートのUSTREAM放送「不忍ブックストリーム」の第三回をお送りしました。ご覧いただいた皆さん、ありがとうございます（録画でも見られますので、ご覧いただけなかった皆さんは下記リンクからどうぞ）
・20101217 不忍ブックストリーム 第3回
今回のテーマは「不忍ブックストリートが選ぶ今年の一冊」
一箱古本市に携わる実行委員・助っ人さん10人が集いまして、今年最も印象に残った一冊（新刊・古書問わず）を紹介しました。出演順に並べてみます（注以外のリンクは出版社の紹介ページ）
1 吉上恭太（一箱古本市助っ人さん / やまがら姉弟文庫）
毛利眞人『ニッポン・スウィングタイム』講談社 2010
2 スズキ（不忍ブックストリート実行委員 / トンブリン）
Martin d'Orgeval『Touched by Fire』Steidl 2009（リンクは往来堂書店）
3 ツカダマスヒロ（一箱古本市助っ人さん / おやじ書房新社）
えのきどいちろう『F党宣言！ 俺たちの北海道日本ハムファイターズ』河出書房新社 2010
4 吉井孝博（不忍ブックストリート実行委員 / やまがら文庫）
花村萬月『旅の柄』光文社 2010
5 増田啓子（一箱古本市助っ人さん / 書店員）
谷川俊太郎『詩めくり』マドラ出版 1994（リンクはアマゾン）
6 三五千波（一箱古本市助っ人さん / マンガ家）
矢内賢二『明治キワモノ歌舞伎 空飛ぶ五代目菊五郎』白水社 2009
7 宮地健太郎（古書ほうろう）：池田学『池田学画集 1』羽鳥書店 2010
8 中濱潤子（不忍ブックストリート実行委員 / ワインと食のライター）
Myrtle Allen『Myrtle Allen's Cooking at Ballymaloe House』Gill and Maclmillan 2000（リンクはアマゾン）
9 吉上智子（不忍ブックストリート実行委員 / やまがら姉弟文庫）
井上洋介『ぎゅうぎゅうどうぶつえん』芸術新聞社 2010
10 茂木淳子（不忍ブックストリート実行委員 / 音の台所）
『Das kleine Buch derVögel und Nester (Insel Bücherei Nr.100)』Insel Verlag (Leipzig) 1934（リンクは胡蝶書坊）
皆さんそれぞれの趣味嗜好が伺い知れる楽しい回になれたかなと思います。スタジオ内では、放送中に紹介された本を回し読む光景も続き、放送担当としては出演者の皆さんに楽しんでもらえたのも嬉しいことでした。
一方で、今回の放送は別の意味でも記憶される回となりました。
放送開始3時間前、メインパーソナリティのナンダロウさんからメールが届きました。曰く「体調が悪くて休みます」。しかもTwitterはもちろん、出演者にも言うてくれるなとのお達し。これは一箱古本市の父として、実行委員・助っ人さんの自主性を問う試練を与えたもうたのかと。
放送開始30分前から次々とスタジオに集まる出演者の皆さんに事の次第を伝えましたところ、出演もされた古書ほうろうの宮地さんに代理司会をお願いしようということに。突然の無茶振りに応えていただき、無事に放送を終えることが出来ました。
次回放送は22日（水）21:30より。テーマは忘年会。今回とはまた違う意味で波瀾に富んだ放送になると思います。体調も良くなったナンダロウさんの仕切りに注目してください。
（トンブリン / スズキ）
トンブリンさんは実行委員会屈指のテクノロジー使いです。別名ガジェット君。「不忍ブックストリームのつくり方」がトンブリンさんのサイトで連載されています。これからUSTREAMを使って情報発信をしてみたい、とお考えの方、必見です。
トンブリンさんのブログはコチラ → tomblin（11月15日のブログからスタート。試験放送から本放送、そして現在もなお着々と改良を重ねているみたいなので、まだまだ続くかもしれません。）
来週の不忍ブックストリート界隈のイベント情報は明日の「今週のしのばずくん」にアップします。（音）
